まず初めにロゴ・インレイ・燻煙木材等についてはオーダーギター・セミオーダーギター・モニターギター共通事項でありますので詳しくお読みください。
ただしモニターギターのロゴは貝を使用したインレイ加工はいたしませんのでご注意下さい。
オーダー商品は高額商品となりますので、楽器を注文する前に手のサイズとギタースケールのサイズが一致しているかを必ず楽器店等で確認して下さい。
特に手の小さい人はストラトやテレ等のレギュラースケールを弾くことは難しくなります。
この場合は635mmや638mmスケールで試して下さい。
それでもまだ弾き難い場合は628mmや624mmのスケールで弾いてみて下さい。
目安はFコードで一度弾いて綺麗に音が鳴るか、6弦の1Fと5Fを簡単に押さえることが出来るか、弾いた時に指や手首への負担、ノイズや手の引っ掛かりはあるか等を確認して下さい。
次に一本一本の指で1弦から6弦の1F〜4Fまたは指をストレッチさせて1Fと5F等を無理なく押さえ弾いた時にスムーズに指で押さえることが出来るか、また弾いた時に指や手首への負担、ノイズや手の引っ掛かりはあるかを確認して下さい。
弾いた時に指や手首への負担、ノイズや手の引っ掛かりはあった場合は、選択したギターのスケールは異なっていますので、ギタースケールを一つ下げて確認して下さい。
腱鞘炎予防や手首への負担軽減のために提案をしています。特に初めて楽器に手を触れる場合は必ずご自身にあったギタースケールを選択してからご注文していただけたら幸いです。
ギターロゴは金属箔、箔押、転写シート、木製プレート、パールパウダーの5種類から選択可能となります。
ただし現在箔押ロゴ製作機械と転写シートの機械が故障中のため使用することは出来ませんので、金属箔ロゴ、木材プレートロゴまたは金属プレート、パールパウダー(顔料粉も含む)の3種類から選択が可能となります。
また従来からの貝板や木材を使用したロゴも可能となりますが、インレイ板は、白蝶貝またはアバロンの2種類から選択可能で、木材は様々な種類の木材を使用することが可能となります。
ただし金属箔またはプレートロゴよりも時間が掛かり、木材は特殊木材を使用した場合は高額となりますのでご注意下さい。
モニターギターの場合には金属箔ロゴ、パールパウダーのみとなり、24金、23金、銀箔(純度99.9%)等は使用することは出来ません。
ヘッドの着色後にCNCルーターで掘ってあるロゴの上から膠を塗り、膠が乾燥した上からリーフを貼り付けた後、ラッカーやウレタン等を塗装してロゴが完成します。 ※ウレタンやラッカー等で金属箔を保護しないと黒く変色したりしますので保護塗装は必ず必要です。
金属箔の種類はゴールドリーフ(濃い目の真鍮)、シルバーリーフ(銀 純度99.9%)、カッパーリーフ(銅 純度99.9%)、ゴールドリーフ(黄色の真鍮)、23Kゴールドリーフ(金 純度94.4%)、24Kゴールドリーフ(金 純度99.9%)、ライトプラチナリーフ、プラチナリーフ、レッドリーフ(銀箔に着色)、ピンクリーフ(銀箔に着色)、パープルリーフ(銀箔に着色)、グリーンリーフ(銀箔に着色)、ブルーリーフ(銀箔に着色)、マリンリーフ(濃い青緑 銀箔に着色)、ブラックリーフ(銀箔に着色)の15種類から選択出来ます。
※金または銀の金属箔は高騰していますので中止になる場合があります。
※一部金属箔は生産中止となる場合もあるため変更となる場合がございます。
箔押しは、ヘッドのバフ工程後に特殊な用紙に金属箔が付いており、熱を加えて塗装の上からロゴを貼ります。
弦の接触等で剥がれますのでご注意下さい。
※金や銀等は本物ではありません。一部金属箔は生産中止となるため変更となる場合がございます。
※ウレタンやラッカー等で金属箔を保護しないと黒く変色したりしますので保護塗装は必ず必要です。
箔押の種類は、金、銀、黒、白、ブルー、赤金、セピア、マーブル、赤、ピンク、プラチナグレー、ホログラム(ウッディ、シェル、モザイク、フレーム、エッジ、ストライプ)、ロイヤルパープル、キウイグリーンの20種類から選択出来ます。
塗装されたギターヘッドの表面に特殊なインクで印刷されたロゴを転写で貼りつけます。
ただし金、銀、ラメ、ホログラム等は印刷することは出来ません。
※ロゴの上からラッカーやウレタン等でロゴを保護しませんので、弦や爪での傷に弱いので取り扱いに注意して下さい。
木材プレートは様々な木材で製作されたロゴをネジで固定するタイプとなり、ロゴで製作された木材には様々な塗装をすることも可能で特殊塗料のロゴも可能となりますが、特殊塗料と特殊木材を使用する場合は別途料金となる場合もありますのでご注意下さい。
また木材プレートの場合には金属箔を貼ることも可能で、プレートはネジで取付取り外しも可能となります。
プレートを紛失した場合の製作は一切致しませんのでご注意下さい。
金属プレートの場合も同じくネジで固定するタイプとなりますが、加工する金属としては現在の所は真鍮、アルミのみとなっています。
注意事項
高額塗料または高額金属箔(24金や銀箔等)を使用する場合は別途料金が発生いたします。
ヘッドの表面に彫った溝にパールの粉を入れ、特殊な接着剤で固めることでヘッドに定着します。
このパールパウダーは顔料とパール粉の2種類があり、パール粉はホワイト、ゴールドがあり、顔料粉は赤金、金、銀、金泥雲母、チタン、亜鉛、雲母が基本となり、その他の顔料粉はグリーン、レッド、ブルーの種類が多数ありますので、顔料粉に関してはメールにて問い合わせをして下さい。
注意事項
顔料粉やパール粉等は当工房には置いてありませんので取寄せという形となりますので見本はありません。
レジンは木材の染み込みが大きくなかなかレジン跡が消え難いので当工房ではレジンは使用していません。
イメージした色と異なる場合があります。
当工房が提供するギター製品は全てお客様の個別オーダー商品です。当工房が製造する製品全ては、ご契約成立後のキャンセルや納品後のイメージの違い等またはお客様のご都合による返品や変更は出来ません。
オーダーギターまたはセミオーダーギターに使用するインレイ材は白鳥貝、アバロンの板材で製作する場合のみギター製作基本価格で作成(含めれた金額)します。
ただし貝板の場合は白鳥貝またはアバロンのどちらかを選択していただき一枚の板材で作製できる場合に限ります。
また木材でもインレイ加工は可能ですが、木材の場合は様々な板材で製作は可能となり木材の種類により料金価格が異なります。
複雑な形状(複数枚の貝や樹脂板等を使用した形状または細かい筋掘りを施した形状)は作成いたしませのでご注意下さい。
なおサイドポジションマークについてはプラスチック、アバロン貝や白鳥貝等からも選択は可能です。
ただしLEDランプを使用したポジションマークも取付可能ですが、音質や音色等の低下があるためお勧めいたしません。
簡単な形状のインレイのみとさせていただきます。
例えば:星、四角、三角、シャークインレイ、十字架等
下記に見本品となるメキシコ貝となります。
下記の写真に示すように白鳥貝、メキシコ貝ともに複数枚の貝を接着した一枚の板材です。
白鳥貝サイズ:約240mm×140mm×2mm
アバロンサイズ:約240mm×140mm×3mm
※モニターギターの場合はヘッドまたは指板に白鳥貝、アバロン貝のオリジナルロゴやオリジナルインレイ材は入れることは出来ません。
当工房で製作したギターは、全てのギターの弦高は低く設定をしています。
何故ギターの弦高を低くしているかと疑問に思われるかもしれませんが、弦楽器は12フレットを押さえた音が開放弦の1オクターブ上となるので、開放弦をチューニングメーターできちんと合わせた場合でもオクターブ上の12フレットを押した時の弦ピッチが微妙にズレていたり、特に1フレット周辺の音程がズレていることが一般的に知られています。
これらの音程の狂いを出来る限り最小限に抑えるためにはナットとブリッジの弦高を出来る限り下げる必要があります。
原油価格の影響で塗料も高騰しています。
オーダーギターまたはセミオーダーギターを注文する場合での見積料金の価格帯は現時点での料金価格となり、有効見積期間内であれば値上げは致しません。
燻煙木材やローステッド木材等でボディとヘッド(ネックグリップはオイルの場合)の現時点での一番安い方法での塗装方法はマイカまたはカメレオンパウダーを含ませたオイル仕上げとなります。
マイカパウダーは塗装をするとメタリックみたいな金属質の塗装となります。
下地にステイン塗料を塗りその上からマイカパウダーまたはカメレオンパウダーとワトコオイルまたはウレタンオイルを塗ります。ワトコオイルの場合は1万2千円〜ウレタンオイルの場合は2万5千円〜(税別)となります。
※カメレオンパウダーの下地はブラックステインとなり、ワトコオイルの場合はその上から2回から3回ほど塗ります。ウレタンオイルの場合は10回程塗ります。
※マイカとはケイ素(Si)、アルミニウム(Al)
、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)を主成分とする鉱物で様々な色が販売され木材に塗装をするとメタリックみたいな金属質の塗装となります。
※ラッカーの上にウレタンニスを吹き付けた場合は経年変化により塗装面の割れ、欠けに発展しますのでラッカーの場合の上塗りはラッカーのみとなります。
※オイル仕上げの場合は塗膜は薄いので経年変化による摩擦や擦れ等で色落ちしやすいので注意して使用して下さい。
※ウレタンとオイル塗料を混ぜた特殊な塗料にはマイカ成分によって艶の見方が異なりますのでご注意下さい。
※ウレタンとオイル塗料を混ぜた特殊な塗料は塗るのが非常に難しいためにムラが出来る場合があります。
詳しくはギターのオイルフィニッシュについてをクリックして下さい。
お客様が塗装のサンプルを確認したい場合には、当工房側からお客様宛に塗装のサンプルを施した木材を配送いたします。
塗装のサンプルが決まりましたら記入欄に番号を記入して当工房まで塗装のサンプルを施した木材と一緒に配送して下さい。また一部特殊な塗装のサンプルは高額商品となりますので別途料金が発生する場合がございます。
※配送料金はお客様負担となります。
当工房が所有している燻煙窯に木材を入れて材料段階で一度目の燻煙加工処理をいたしますが、燻煙加工処理は出来上がるまでに数日掛かり、木材の種類やサイズにもよりますが木材が安定するまでに2週間〜1か月半前後掛かります。
さらに加工段階でもう一度燻煙乾燥木材の処理を行なうことでさらに木材が安定し音鳴りが良くなりやすい傾向にあるが木材の種類により木材が安定するまでに14日〜1か月半前後掛かります。
そのため燻煙処理に時間が掛かりますので、 製作期間が遅延するお詫びとして木材の遅延が発生する商品(オーダーメードギターとセミオーダーギター製品)価格の見積料金から5%割引いたします。
ただしモニターギター製作の場合は割引はありませんのでご注意下さい。
さらに燻煙木材はサンディングや掘削等の加工をしても1年ぐらい臭い(極僅かに残る)が発生しますのでオイルフィニッシュ希望のお客様には大変ご迷惑をお掛けいたします。
お客様のご理解とご協力をお願いたします。
内容がわかり難い、質問をしたい等はメールでお問い合わせ下さい。
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