よく質問される質問ですが、ギターとベースではどちらが多く製作していますか?と聞かれます。
圧倒的にギターの方が製作している台数が多いので、明らかにギターの方が得意です。
得意な加工はフレットすり合わせ、ナット加工、ネックジョイント加工等です。
特に円錐指板とネックジョイント、ネックグリップやフレット等は得意ですので、お客様からの要望にある程度応えられると思います。
ギターヘッドの角ばったバインディングは少し苦手というかトラウマの方が強いです。
何故かと答えますと、ヘッドバインディングの端の角ばった箇所を正確な角度を出す時に指を切った経験が沢山あるからです。若干トラウマなので角ばったバインディングはあまりやりたくないです。
また血が木に染み込むと消すのが大変なので!
また某海外製のLPやE〇ー335等のギターのナットは、ナット溝全体に接着剤が付着しているためナット材を切ったり、削ったりする工程が多いため当工房としてはあまりナット交換はしたくありません。
某メーカーのギターのナットにはあまりにも多く接着剤を塗っているのかが不明ですが、ナット材の取付は両端面と真中に接着剤を塗るだけで取れなくなります。
リペアを含めて多数のギターを携わっているため一日でCAD、CAM、木工加工、塗装等も含んだ加工を行っていますので毎日キャパシティーを超えて配線しています。
いままでピックアップ、スイッチ等のパーツの組み合わせの間違いはありませんが、納期が近づいている時に急いで配線をすると間違えて配線をする場合があります。
人間なので間違えて配線したギターがお客様のお手元に届いた時は、間違えた個所を丁寧にわかりやすくご指摘していただけたら幸いです。
またその他に気になる修理箇所がございましたら出来ましたら動画で説明をお願いいたします。
万が一配線箇所に間違い箇所がありましたら、お手数ですが間違えている箇所を写真や動画で当工房までメールでご連絡していただき、着払いで当工房までギターを配送または郵送して下さい。
なお動画を投稿する場合は、お客様には大変お手数ですがYoutubeの個人宛に送るメールアドレスへの手続でお願いいたします。
再修理への注意事項
写真や動画の説明においてもお客様宛に届いた日から1週間以内に当工房のメールアドレスへ連絡が無い場合は如何なる理由があろうとも無償修理は一切行いませんのでご注意下さい。
写真や動画で説明した場合においても同意書に規定されている内容をよく読んだ上でお客様は再修理の依頼をし、写真や動画のお客様の説明において当工房の不備があり当工房が修理箇所の不備を認めた場合のみ再修理保証となります。
ただしお客様側で部品を揃え、当工房宛に部品を送ったギターパーツに関しては、再修理保証は一切ありませんのでご注意下さい。
金銭の要求、ギターを無料で製作しろ、無償でギター修理しろ等の威圧的な態度、窮迫、意味不明な言動、暴力行為等をするお客様が稀にいらっしゃいます。
一番多いトラブルとしては、ギター修理には修理する時に必ず傷、擦れ等が付かないようになるべく布やマスキングテープ等で保護いたしますが、フレット交換やネック取付取り外し等でどうしても塗装欠けや指板欠け等の傷や割れ等がどうしても付いてしまうことがあります。
特に安価なギターや海外製のギターではネックポケット周辺の塗装未処理、ナット本体を外した時によるナット溝周辺の木材の欠けや割れ、フレット溝にボンドや瞬間接着剤等の接着剤の使用等により製造段階に問題がある商品を修理する場合は必ず修理トラブルへと発生することがあります。
万が一当工房で修理中により木材や塗装面に大きく欠け、割れ、傷等が付いてしまった場合には、修理前にお客様にメールにてご連絡をいたします。
この場合どのように修理してほしいかをメールにて伝えていただけたら幸いです。
出来る限り目立ちにくいように修理はいたしますが、ほとんどはギター製造段階において問題が発生したトラブルを修理することになりますのでお客様のご理解していただけたら幸いです。
注意事項
稀にお客様が怒りだし話し合いにならないことがありますので、深く深呼吸をしてイラつかないで落ち着いて順序良くメールや電話での対応をして下さい。
お客様とのトラブルが発展した場合には電話録音、当工房内での会話は動画撮影で全て録音または録画をさせていただいております。
あまりにも態度が悪い場合には、営業妨害、名誉棄損等の法的手段をとらせていただくこともありますので、言動、言葉、文章等にはご注意下さい。
あまりにも時間が長くなると他のお客様の製品に影響が出ることもあり、この場合威力業務妨害に該当することがりますのでご注意下さい。
1:グラフィックペイントや複雑なインレイは期間が長くなるため、加工は行っていません。
グラフィックペイントや複雑なインレイは別注業者への発注とさせていただきますのでご注意下さい。
2:ヘッドレスギターは何度か改良し製作していますが、様々な問題があるため当工房ではお客様とのトラブルを起こしたくないのでヘッドレスギター製作はいたしません。
3:専用工具が不足していますのでブリッジピンタイプのエレキギターやエレアコ等のギター製作とリペアはいたしません。
4:ラウンド貼り指板による指板交換、フォークギターやアコースティックギター等の修理は行なっていません。
5:一部のヘッド折れは、ヘッド折れの状況にもよりますが修理をお断りさせていただく場合があります。
なおセットネックギターとスルーネックギターのヘッド折れやヘッド割れ修理はしません。
修理をしない理由としては下記を読んで下さい。
基本的にセットネックギターのヘッド折れ、ヘッド割れ、塗装、ネック交換等により修理費用は異なりますが、例として挙げるとネック交換の場合は、新品のギター製作と略金額が変わらないため新しくギターを製作した方が安上がりで、全体的な金額と比較するとギターの形状やインレイ等によっても異なりますが修理費用よりも数万円から数十万円高くなりますが新品でギターを製作した方がかなりお得です。
そして一番の理由としては市販品と比べて細かい形状や個人個人に沿った様々な弦高調整の設定等が出来ることです。
スルーネックギターのヘッド折れも同様にヘッド折れ、ヘッド割れ、塗装、ネック交換等により修理費用は異なりますが、例として挙げるとネック交換の場合は、新品のギター製作と略金額が変わらないため新しくギターを製作した方が安上がりで、全体的な金額と比較するとギターの形状やインレイ等によっても異なりますが修理費用よりも数万円から数十万円高くなりますが新品でギターを製作した方がかなりお得です。
そして一番の理由としては市販品と比べて細かい形状や個人個人に沿った様々な弦高調整の設定等が出来ることです。
6:ヘッド折れ、ヘッド割れの修理があるギターの燻煙木材加工は、木材が収縮する過程で再度ヘッド割れ、ヘッド折れが発生する可能性が大きい為燻煙木材加工は行なっていません。
7:バインディング、ピックガード、ポジションマーク等の材質がセルロイド材を使用したギター修理は行なっていません。
ビンテージギターの修理は、近年の製品よりも塗膜の脆さやポット等の内部の汚れがあり、さらにポットやブリッジ等の部品は通常交換しないのが一般的なので修理は出来ません。
例えばポットのガリやノイズが多いため演奏出来ない場合にはポットは一度無水エタノールで洗浄して汚れを取ることでガリやノイズが取れることがありますが、それでもノイズやガリが取除けない場合は同じ年代のポット製品を探し出して取り換えることで修理は出来ます。
ただしその年代に製造販売されていたものが見つかり難いためポットを開いて内部抵抗部分のみの交換修理するため大変労力が掛かります。
このような作業を行なっても価値は少し下がるのであまりお勧めいたしません。
また特段の注意を払って修理をしても修理過程で起こりうる塗膜面の欠けや割れ等またはフレット交換時に発生する極僅かな傷等が出来るために価値が下がりますのでビンテージギターの修理はお断りしています。
このような事例があるためビンテージギター修理専門業者で修理依頼をして下さい。
某社でも多く使用されているバインディングと指板のポジションマーク(インレイ材)等のセルロイドの素材に関しては、長期間の間に空気との酸化反応を起こして分離が進み自然発火することがあるため当工房では使用しません。
10数年前ギター製作中に削りカスから(摩擦熱で発火とのこと)数時間でテーブルが発火したことがあるためギターの修理またはギター製作の時にセルロイドは使用禁止となっています。
またギター修理の時のお客様から持込するギターにセルロイド製の材質が含まれている場合も工房または第3者のギターが万が一延焼する可能性がありますのでセルロイドが含まれているギターの修理は一切致しません。
内容がわかり難い、質問をしたい等はメールでお問い合わせ下さい。
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