ギターを修理依頼をする場合には、必ず事前にメールにて修理したい箇所の写真と説明文を記載して当工房宛にメール内容を送信して下さい。
修理内容によりお客様自身で揃えていただくギターパーツ等も把握することが可能となります。
また必ず修理をする場合には修理依頼書、各種同意書に氏名、電話番号、住所等を自筆で記入して修理するギターと共に郵送または配送して下さい。
修理依頼書または各種同意書がギターケースにない場合には、修理はしないで着払いで郵送または配送いたしますのでご注意下さい。
ギターアクセサリー(チューナー、楽譜等)は必ずギターケースから全て取外して下さい。
万が一第3者からお預かりしたアクセサリーが混入し損失してしまうことや間違えて捨ててしまう事があります。
※如何なる場合においても各種トラブルまたは故障等の損害(人身事故、災害事故等)及び社会的な損害(金銭、時間等)は保証対象外となります。
稀にトラスロッド調整に必要なレンチが当工房で使用しているレンチと合わないことがありますので、必ずトラスロッドに必要なレンチは配送時にギターケースに入れて下さい。
この場合には配送用紙にトラスロッドレンチ在りと記載して下さい。
当工房で用意しているトラスロッドレンチや六角レンチ等と合わない場合にはお客様側に連絡をしトラスロッドレンチを配送していただくことになります。
特に安価なギターに多いのですがトラスロッドが回らないやトラスロッドレンチが入らない場合があります。
この場合は保証が切れていない場合はすみやかに購入したお店または製造元に連絡をしてギターの交換や修理をして下さい。
稀に10万円以上するギターでもトラスロッドが回らない、トラスロッドレンチが入らない場合があります。
当工房に送る前にトラスロッドレンチが入るか、トラスロッドを極僅かに回してトラスロッドが回るかを必ず確認して下さい。
オクターブチューニングは、個々の指の癖や押力等でブリッジの駒の位置調整位置が微小に異なりますのでオクターブチューニングには狂いが発生します。
また耳でオクターブチューニングやチューニングをされているお客様を楽器店等でよく見かけますが、一般的な12平均律ギターの場合は絶対音感を持っている人でもチューニングを維持することは不可能です。
必ずチューナーを使用することをお勧めいたします。
そのため当工房ではオクターブチューニングを行う時には専用の工具で弦を伸ばし、1セントチューニングメーター、0.1セントチューニングメーター、±0.02セントチューニングメーターを使用してオクターブチューニングをいたしますが、個人個人によって異なる指の癖や押弦技術等によりピッチの狂いが発生しますので極微小なオクターブチューニングやチューニングの修正はお客様自身でお願いいたします。
またチューニングは6弦からE・A・D・G・B・E(6弦の場合)のレギュラーチューニングのみとさせていただきますので、オープンチューニングやダウンチューニングをしているお客様は事前にブリッジの駒の調整をしレギュラーチューニングへの変更をお願いします。
お客様が普段使用されている弦をギターケースに(ネックジグを使用する場合も含めて)入れて下さい。
例えば Aria proU AGS-803XL(3個パック)を1個とお客様が普段から使用している弦を1個または2個(1弦または2弦あるいはポールピース切れを想定して)入れて下さい。
ネックジグの調整時においてAGS-803XLでネック調整とフレットすり合わせをいたします。
調整後お客様が普段から使用している弦の張り替えて終了となりますが、万が一弦が切れることがありますので別途に1セット用意して下さい。
余った弦はお客様に返品し、修理したギターに弦代は請求いたしません。
ただしお客様が弦をご用意した場合に限らせて頂きます。
注意事項
下記の場合は弦代を請求させていただきます。
1:古い弦を用いた時に発生するパックから取り出し時に錆びついている弦は使用出来ません。
2:弦のサイズが短い場合
3:弦のサイズが異なる場合
4:弦の初期不良品がある場合
5:弦の封が開けてある場合
6:弦がよく切れる場合
万が一お客様からお預かりしたギターケースまたはギターバッグに弦が入っていない場合には、テンションすり合わせ時においては6弦の場合はAGSシリーズを使用してテンションすり合わせをし、7弦、8弦または弦サイズが異なる場合は出来るだけ安価な弦でテンションすり合わせの調整して最終調整時にエリクサー弦を使用いたします。
お客様の要望がない場合6弦ギターの場合は0.09〜0.42とネックのネジレや反りに負担が掛かる場合には0.08〜0.38のゲージを使用(ネックの反りやネジレの幅が大きい場合にはゲージサイズを下げる場合があります。)します。
その他については別途毎にメールに記載し、お客様にご連絡をいたします。
修理費用に加えて弦代を別途請求いたします。
ギターを配送または郵送していただく際は、必ず運送保険に加入して配送または郵送して下さい。
ハードケース内部で楽器が大きく動いてしまう場合には、ネック台座とヘッドとの隙間を緩衝材でヘッド周辺を覆ってネックやヘッドが動かないようにし、ハードケースにエアキャップを巻いて下さい。
配送業者さんに事前にお知らせしていただくとハードケースの周りにエアキャップを巻いていただけます。
ギグケースの場合には、ギター専用のダンボールの中にギグケースを入れ、ギグケースと段ボールとの隙間がある場合はクッション材や緩衝材等で埋め、段ボールの周りにエアキャップを巻いて配送または郵送して下さい。
ソフトケースや段ボールにギターを入れて配送または郵送することは出来ません。
ソフトケースの場合には破損や損傷等が必ず発生しますので絶対にしないで下さい。
ギターを修理する前に必ず楽器保険に加入して下さい。
自然災害や刑事事件(窃盗、破損等)等に備えて必ず楽器保険に加入して下さい。
楽器保険に加入しないで当工房に持込まれたギターに万が一自然災害や刑事事件等が発生した場合は、如何なる場合でも弁済はいたしませんのでご注意下さい。
当工房はエレキギター専門店ですが、専用の工具が不足していますのでピンタイプエレアコ、アコースティックギターやフォークギター等の修理は行っていません。
またヘッドレスギターの修理は一部問題があるため当工房では修理はいたしませんのでご注意下さい。
価値のある高価なビンテージギターの修理は、近年の製品よりも塗膜の脆さやポット等の内部の汚れがあり、さらにポットやブリッジ等の部品は通常交換しないのが一般的なので修理は出来ません。
また特段の注意を払って修理をしても塗膜面の欠けや割れまたはポット等の内部の汚れを取除いてもポット内部のスリーブ端子の摩擦等でガリや音が出難い等の不具合があるためビンテージギターの修理はお断りしています。
あまりにもネック本体の反り、ネジレ等が強い場合には、当工房では修理いたしません。
またネックヒーターでも一時的に元のネック状態に戻ることはありますが、経年変化と共に元の状態へと戻ってしまうことが多いので、この場合原則的にネック交換となりますのでご注意下さい。
なおネック本体の反りやネジレ等が発生している場合には、基本的にボルトオンジョイントのネック本体のみの交換となります。
一部製品のギターのフレットはピッチを合わせるためにフレットを蛇腹状にしているフレットや内方向に若干曲げているフレットのギター商品は当工房では修理は受け付けておりません。
発売元でのフレット交換となりますので販売元にお問合せ下さい。
ただし当工房で製作をしたTemperment fretのみは修理をいたします。
ギター製造時または修理されたバインディングの素材にはセルロイドが使用されていることがあり、このセルロイドは硝酸セルロースと樟脳を混合して熱可塑性樹脂で成形されていますが経年変化による素材の劣化や湿度温度の変化等により自然発火し大変燃えやすい素材のため第5類危険物指定されております。
さらにセルロイド素材は経年変化の劣化の影響により素材の縮み、素材の割れ、欠け等が起こりやすいため取り扱いがしずらく、修理の際に使用するヒートガン、ドライヤー、加工修正した時のセルロイドの素材の屑あるいは太陽、紫外線、夏場の気温、暖房、エアコン等のちょっとした影響で自然発火することがあり最悪の場合は火災が起きる可能性があるため当工房ではセルロイド素材での交換修理または劣化したセルロイド素材の修理や当工房へのギターの持込は出来ません。
ただしセルロイド付きのギター修理である場合で、セルロイドの表面にラッカーやポリウレタン等で空気が遮断されているギターでの持込においてセルロイド素材箇所以外での修理は可能といたします。
なお当工房ではセルロイド素材の影響で一部作業台が燃えたことがありますので、セルロイド素材を使用しているギターの持込は禁止致します。
※近年ではピックガードや裏パネル等の素材は塩ビ板への以降となっていますが、バインディングのみは現在でも主にセルロイド製品を使用していますので注意が必要です。
なお当工房ではセルロイド製品は一切使用いたしませんので、一部交換のみのバインディング交換の場合には色味が異なる場合があります。。
当工房では燻煙木材加工も行なっておりますが、ギターのヘッド折れや欠け等を修理されたギターの燻煙木材加工は出来ません。
燻煙木材加工をすると木材収縮や木材含水率低下により必ず再ヘッド割れやヘッド欠け等が起きるリスクがとても高く当工房では燻煙木材加工は出来ませんのでご注意下さい。
当工房はギター製造会社です。
一般的なギター製品であれば購入後から数年または数か月後に不具合が発生するギターもありますので、新品のようなギターに戻すことは100%出来ません。
また当工房はリペア専門会社ではありませんので、万が一修理したギターが気にいらない場合や不具合が気になる場合はセカンドオピニオンしていただけたら幸いです。
内容がわかり難い、質問をしたい等はメールでお問い合わせ下さい。
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