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ギターの掃除についてAbout repair

紫外線ランプによるギターの除菌について(必ず読んで下さい。)

感染症による接触感染を防ぐために特に滑り易い素材(塗装面や金属等)に付着するウィルスを絶滅させるために紫外線ランプによる除菌をする場合があります。
この紫外線ランプによる除菌は1台に付き約20分から30分程度で終わり、無料にて紫外線ランプによる除菌をいたします。


注意事項
ラッカー塗装の塗装面が経年変化による粘着質や価値のあるオールドギターの修理は出来ませんのでお断りをいたしますのでご注意下さい。
価値のあるオールドギターではなく、ラッカー塗装で粘着質のある再塗装する場合のみはギター修理をすることが可能となります。

ギターの掃除について(必ず読んで下さい。)

特にブリッジサドルに付着した長年の垢、埃等が原因で音やブリッジサドル調整時による音程にも悪影響を及ぼすこともありますのでブリッジ全体の汚れを取除く必要があります。
ブリッジの汚れをとる方法については下記の【ブリッジの清掃について】を読んで下さい。
またホロウタイプのギターの場合だとFホールから入った埃により音鳴りにも影響が発生しますので、これらをダスターで埃を取除くことにより音の振動の阻害が少なくなり音鳴りがよくなる傾向にあります。

ボディとヘッドの塗膜のポリッシュについて(必ず読んで下さい。)

ラッカー塗装、ウレタン塗装、ポリエステル塗装の塗膜面は、欠け、割れがない場合はギター専用の塗装研磨するためのバフで磨くことで極微小の傷が減ることで本来の輝きを取り戻すことができます。
ただし塗装面にひび割れ、欠け等が発生している場合は欠けや割れ付近のバフで磨くことは出来ませんので、この場合は手バフで磨くことで出来る限り輝きを戻すことになります。
また古いラッカーの塗装面は、特に粘ついた塗膜面が生じている場合があります。この場合は手バフやギター専用の塗装研磨バフで磨くことは出来ません。
本来粘ついた塗装面は剥ぎ落とし再塗装することをお勧めいたします。

指板とネックのオイルフィニッシュの掃除について(必ず読んで下さい。)

無塗装指板の場合の掃除は、レモンオイルとブラシで汚れを掻き出して布で汚れを付着させます。

オイルフィニッシュは塗膜強度が低く、色やけ(黄変性)を生じやすく、耐汚染がよくなく、傷が付きやすいことが難点となります。
オイルフィニッシュ塗装された指板に付いた黒い汚れは、消しゴムである程度落としレモンオイルとブラシで汚れを掻き出して布で汚れを付着させます。ただし100%元の状態に戻るわけではなく、黒ずみを出来る限り薄くすることになります。

ネック本体のネックグリップがオイルフィニッシュ塗装されている場合はワックスを塗る事で以降で演奏した時の酸化による汚れの付着を取除くことが出来ます。
このワックスは経年変化とともに薄れていきますので定期的にメンテナンスをすることで通常よりも黒ずみを薄くすることが出来ますが、傷が出来ている所は黒ずみは出来ますので注意して下さい
ワックスを塗る前に付着した耐汚染による黒ずみと傷は元には戻せませんので注意して下さい。
またワックスには滑り防止剤入りとサラリとした肌触りの2種類がありますので、どちらかを選択することが出来ます。
深い傷が無く、黒ずみが少なく、表面にザラつきがある場合は再塗装することで元に近いネック状態にすることが出来ます。

ブリッジ・金属ノブ等の掃除について(必ず読んで下さい。)

一度ブリッジをバラバラに分解をいたします。
そして不具合のある箇所の検査やイモネジ等の錆びがある場合にはイモネジをステンレスネジ等へ交換となります。
ブリッジサドル部分は音色や音質またはチューニング等にある程度影響がありますので、埃や手垢等の汚れは掻き出した方が良いので綿棒、新品のブラシ、工業用の温度付き超音波洗浄機等を用いて除菌と汚れを掻きだし、フローティングブロック等に錆が発生している場合のみ特殊な水置換入り錆止めスプレーでコーティングをいたします。
ただし不具合のあるブリッジあるいは錆びの影響が酷いブリッジは超音波洗浄機でも洗浄は可能ですが、この場合はお客様宛にメールで連絡をして確認が取れた後に超音波洗浄いたします。
超音波洗浄機でもメッキに付着した白い汚れや錆びは取除けない場合は、手磨きさせていただきます。
プラスチックノブやピックガード等のプラスチック素材は原液の中性洗剤とブラシで落し、金属ノブは超音波洗浄で汚れを落とします。


注意事項
1:錆止めスプレーは一時的なコーティングとなり、また錆止めスプレーは少しばかりですが極僅かにベタベタしますが経年変化とともに徐々に効果が薄くなりますのでご注意下さい。
2:錆びついたビスは超音波洗浄機では洗浄できませんので、この場合は新品のビスへの交換をお勧めいたします。
3:錆びによりあまりにも浸食したビスはネジが脆くなるため新品に交換することをお勧めいたします。

ペグの洗浄について(必ず読んで下さい。)

ペグの場合でクルーソンタイプペグの場合は超音波洗浄機で洗うことは可能ですが、中が乾燥するまで時間が掛るのが難点ですので時間短縮をするために超音波洗浄機の後にパーツクリーナーを吹き付けて2日以上乾燥させていただいた後に水置換剤入りのグリースをペグに注入させていただきます。
ロトマチックタイプペグの場合は裏蓋を取外した後に超音波洗浄機で洗浄させ、60度の設定のヒートガンで乾燥させ、さらにパーツクリーナーを吹き付けて乾燥させます。
そして同じく水置換剤のグリスをペグに注入し、ペグの裏蓋をペグに取付けて完了となります。

特殊なペグ、ロックタイプのペグは超音波洗浄したことがないためグリスを注入出来るタイプのみ対応させていただき、ペグの汚れ(白吹きのみ)汚れを落とします。

注意事項
ペグのノブやペグ全体がプラスチック素材で製造販売されている商品もあります。
この場合は超音波洗浄機では洗浄することは出来ません。
またパーツクリーナーではプラスチック部分が溶けたり、パーツクリーナーの影響で割れたり、欠けたりいたしますのでパーツクリーナーでも洗浄することは出来ません。
工業用の超音波洗浄機を使用してペグやピックガードビス等の洗浄も可能です。ただしペグを洗浄した場合はペグ内部に水が必ず浸食いたしますので錆びが発生する可能性がありますので、当工房では水置換入りのグリス(水が入っている場合は特殊な膜を形成し鉄を覆うことで錆を防止する特殊なグリス)を内部に注入しています。
またビスの大半は鉄ビスとなるため錆が発生しますので、出来る限りステンレスビスに変更するようにお勧めいたします。

お断りさせていただくギターについて(必ず読んで下さい。)

1:古いラッカーの塗装面は、特に粘ついた塗膜面が生じている場合があります。
この現象は経年変化、手垢、紫外線等の影響によって塗装面に粘着きが生じています。
再塗装する場合のみギター修理をさせていただきますが、再塗装しない場合はギター修理をお断りさせていただきます。

2:ギターの塗装面に大きなクラッキング(ひび割れ、欠け等)が多い塗装面の場合は、作業中に塗装面の剥がれ等が生じることがありますのでギターの修理はお断りをいたします。
ただし再塗装する場合のみギター修理をさせていただきますが、再塗装しない場合はギター修理をお断りさせていただきます。

3:価値のあるオールドギターやネックの反りが大きく直せないギターはお断りをさせていただきます。

4:各項目に記載の注意事項を守れない場合はギター修理はお断りをさせていただきます。

掃除の金額について(必ず読んで下さい。)

無水エタノール、綿棒、ブラシ(お客様毎に交換)、電気代、グリス等は消耗品です。

 作業内容  金額(税別)
 機械バフ 1,000円 〜
 手バフ 3,000円 〜
 機械バフ+手バフ 2,000円〜
無塗装指板掃除 1,000円
 指板のオイルフィニッシュ塗装の掃除
フレット交換の場合は含まれていますので別途料金は発生しません。
2,000円 〜3,000円
 ネックグリップのワックス 2,000円 〜4,000円
 ブリッジの掃除 5,000円 〜
 クルーソンペグ掃除+グリス 5,000円〜 
 ロトマチックペグ掃除+グリス 5,000円〜 

その他注意事項について(必ず読んで下さい。)

  • お客様から大切なギターをお預かりし慎重に作業させていただきますが、稀にゴールドメッキの超音波洗浄中にメッキの剥がれがあります。これは元々メッキ不良の原因または経年変化によるメッキの剥がれ掛けが原因となりますので部品交換や新品ギター等への交換保証または金銭での返却は出来ませんのでご注意下さい。
  • 万が一ギター本体またはギターケース等の材質(塗装面の変色や塗装面の剥がれ等またはブリッジの錆びやメッキの剥がれ等)にダメージを負った場合による部品や新品ギター等への交換保証または金銭での返却は出来ませんのでご注意下さい。
  • 元々発生していたブリッジの錆びやメッキの剥がれによる部品交換または新品への部品交換の保証はありませんのでご注意下さい。
  • 作業後によるいかなる場合においても金銭の要求が発生した場合は、最寄りの警察署に被害届をいたしますのでご注意下さい。
  • 作業状況やお客様の順番等によって修理日数は異なりますが、通常2週間から3週間でリペアの作業は終了いたします。

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